七難隠すは・・・

2017-05-09

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色の白いは七難隠すと言うけれど・・・。

我が家の小悪魔は、あぐらをかいた膝にすっぽりと収まる、その程よい体つきと愛らしい瞳で、大抵の悪いことには目をつむってもらっている。ちょっとヒネた野良魂も、一度逃げたら呼んでも帰ってこない奔放ぶりも、鼻をすり寄せ大きな黒目を見せれば、ほとんどお咎めなしになる。keiがきれいにシャンプーしたおかげで、玄関の小屋から出るのを許されて、日曜の夜からは居間のソファに寝ころび、一緒にテレビを見ている。

残念なのは、名ばかりですっかり茶色の毛並みをなびかせ、立てば小さなkeiの肩口まで頭を突き出すシロの方だ。壮年になってもまだまだ余るチカラとその大きな体躯が、本当は臆病で穏やかな性格を覆い隠してしまう。そして今宵もまた、keiとワタシの間には、少し肉付きのよくなったネロが、当たり前のような顔をして寝そべっている。その姿を玄関から見つめるシロに、はたして無情を感じる心はあるのだろうか。

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なんかさ、

2017-01-31

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ryoが北海道へと巣立つ、その姿に会えていたら・・・何と言っただろうか。

小学校に入って間もない頃は、両手に載せられてしまうほどだったカノジョ。すぐにryoの背丈の半分ほどに育ち、秋田の血を引いているだけあってか、それからまもなく、立ち上がるとryoの背丈を越えるまでになった。ただ、それもつかの間、今度はryoが追い越して、それからはだんだんと小さく、瞬く間に歳を取っていった。それはもう、ryoにはけして追いつくことはできない。

家族の誰よりも早く生きて、いつしか高校生のryoに牽かれるおばあさんになってしまった。「じゃあね」と声をかけていたかわからないけど、ハウスメーカーのCMが流れるたび、日長眠っていたタロのことを思い出す。

ゆきやこんこ

2016-12-29

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ヒトが弱いのか、コイツらが強いのか。

霜が降りた畦の褐色を、小さな氷柱が押し上げる。その氷を小気味よく踏み崩して、いきなり走り出すシロとネロ。リードを持つ手がグンと引っ張られ、氷のつぶれる音が曇天の寒空に響いていく。思い出されるのは、童謡の一節。喜び駆ける彼らを前に、さしずめワタシは・・・ネコになるのだろうか。吐く息が真っ白に、路肩を漂う。

愛すべき瞳

2016-08-23

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北海道からオホーツクへと抜けていったはずの台風。それが引き連れてきたやっかいな南の風が、陸地に這い上がっては、湿った灰色の雲をわき上がらせる。徐々に色を濃くしていって空を真っ黒に覆ってしまうと、直に大粒の雨がぶちまけられて、路地に薄く川が流れる。そして、その雲間が気まぐれに瞬くようなヒカリを走らせれば、一瞬の間が空いて、雷鳴がとどろく。

瞬間、家の壁が揺れるように響くと、それに合わせるようにネロがくうんと鼻を鳴らす。四十路を過ぎて気弱になったのか、子犬の頃はまるで平気だったのに、今では雷が聞こえるたびに、声を上げるようになった。あんまりうるさいからゲージの扉を開けてやると、フローリングの床にカチカチと爪の音を立てながら、ダイニングテーブルの下へと一目散に駆けていく。その瞳は黒くて、あの頃のままだ。

44になりました 4(完)

2016-06-03

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<5/28の続き>
これだけの人が集まれば、きっと誰かが拾ってくれるはずとでも思ったのだろうか。自分のところでは飼えないからと、顔見知りに声をかけては里親を探す#31さん。とんだ災難と思っているのかいないのか、まるで我が子のように大事そうに抱えて、パドックをジグザグに歩いている。我が家には、まだタロが元気で居て、シロとあわせて2匹。それが倍に増えるのは・・・かわいそうだけど、ちょっと無理な話だった。「もう、2匹居るからね・・・」、パドックを一回りしてきた#31さんにそう答えて振り向くと、まだ細くてふっくらした三毛を夕日に照らされた、少しだけ元気のいい方と目が合ってしまった。ロープに体重を掛けるようにしゃがんだ、その尻に、黒く濡れた鼻先を静かに押しつけてくる。それが、こいつとの出会い。そのまま「ネロ」と名付けられた。



犬は人の何倍も年を食う。その彼女も、人間で言えばもう44才。顔とカラダに似合わず、すっかり大人の女性だ。そして、あと2年か3年もすれば・・・ワタシの年も追い越してしまう。流れる時間は、等しくあってほしかった。

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ナノハナ274

Author:ナノハナ274
ただいまモトクロスに熱中!

最近のTEAMナノハナ

やっぱりまだまだ教えてもらうことの多いモトクロスライフ (^O^)v

<これからの予定>
5/27(土):MOTO-X981

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