進入と、脱出と 2

2017-05-31

Tag :

振り返らなくても、わかってる。

蹴散らすように真後ろへと迫ってくる、その音の近づきようは、さっきまでパドックを共にしていたkyo-chanの愛機しかない。ゆるやかに上って右へとベントしながら落ちていく、蛇の背中はそこだけ固く締まっていて、浮き砂と逆バンクがどうしても気持ちを萎えさせる。それなのに後ろは、甲高く音を張り上げたまま、ここを豪快に駆けていく。浮き砂も逆バンクも気にしない、あの得意のラインで。

その教えてもらったラインに乗せようとしても、ワタシの駆るRM85Lは左に傾げ、逆バンクを抗うようにしかたどれない。うまく走れたときでさえマシンを直立させて通過するのが精一杯のここを、kyo-chanはいともたやすく、右にマシンを傾け全開で疾駆する。一瞬、左にずれたエキゾーストが再びまっすぐ背中でシンクロ、左のタイトヘアピンに一筋で入っていく。

蛇の背の傍らにはKX100とCRF150RⅡが佇み、奥に消えていく2ストロークマシンをゴーグルだけが静かに追いかけていた。

<つづく>
スポンサーサイト

プロフィール

ナノハナ274

Author:ナノハナ274
ただいまモトクロスに熱中!

最近のTEAMナノハナ

イベント多しの水無月...。
平日にも走ろうかな?

<これからの予定>
6/25(日):MOTO-X981

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ご意見・ご感想はこちらまで

名前:
メール:
件名:
本文: