I had a dream.

2013-06-17

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ベッドで目を開けると、やわらかくて平らな上り坂の感触が、両腕に残っている――夢を見た。それも、ずいぶん輪郭がしっかりしているやつを――。

背の高い木々には濡れた若い緑の葉が茂っていて、それが足下を薄暗くしている。昨日までの雨を吸い込んでチョコレート色した路面へ、ためらいがちにフロントタイヤを押し当てていく。両腕を開き気味にしてハンドルバーを握っているから・・・マシンはいつものミニモトではなく、フルサイズ。音は細く甲高く、たぶん2ストだから・・・125ccなのかもしれない。“DIRT SPORTS”でKTM125SXの試乗記を読んだばかり――アタマの作りは、はっきり言って単純だ。

1速で走り始めて、斜面を前に2速、3速とギヤを上げる。急に角度をきつくした褐色は、日陰でも艶があって、いつでも簡単にリヤタイヤを空転させてしまいそうだ。ゆるりとひねり続ける右手に、大柄のマシンがしなやかに坂を上っていく。落した視線にマシンのタンクが映り込むのに、その色はよくわからない。ワタシの夢は、いつもそう――モノクロとフルカラーのちょうど中間辺りの色が付けられているだけ――うっすらと暖色に見えるから、やっぱりKTMなんだろう。

モトクロスコースのような開放感はなく、もちろんホームコースのMX408にはない、暗くしっとりとした雰囲気は、もてぎの森の中を思わせる。ただ、目が醒めてからそう置き換えただけで、横たわるアタマの中では、まっすぐ上りきることしか考えられない。まるで敷かれたレースの上を、素直に駆け上がるマシン。ワタシの小さなカラダには、少しだけ大きなマシンは、一度も振れたりすべったりすることなく、無事に坂の上にたどり着いた。上から見下ろすと、結構高さがある――まったく、造詣と脚本がしっかりとした夢だ。

そこからは、つづら折りと呼ぶべき“つぶれた”曲線が幾重にも連なって、さらに向こうの森の中へと消えていく――その最初のコーナーが右であることに、ちょっと躊躇ったところで、現実へとゆるやかに引き戻された。

苦々しいイバMOTOから2週間。マシンには触っているだけで、乗っていない。キオクは、深くココロを傷つけていることをしないで、真正直な夢となってカラダを外へ連れ出そうとしている。KXのプラグも届いて、ようやく走り出せる状態になった――次の週末、組み上がった2スト85ccのエンジンと一緒にカラダとココロを慣らしに、森の中へ行ってみようか?もちろん、もてぎではなくて、その先の森の中へ――。
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