蜃気楼のように

2016-01-15

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アスファルトの補修パッチが、朝の陽射しを強烈に跳ね返す。対向に連なるクルマのルーフにも、眩しくヒカリが宿り、たちまち真横を通り過ぎていく。白濁した直線が延びた正面に、薄墨色のビルと雑木林が霞んで映る。よく晴れた春先、富山湾の彼方に浮かぶという蜃気楼は、こんな具合なのだろうか・・・。

夜が明けて太陽が昇ってしまえば、すべてがまばゆいヒカリの中。農道の上、フロントガラスに眩むほどの朝陽を浴びて、軽トラが走る。暖房を強めに効かせた狭い空間は、スーツの上着を脱いでもまだ足りないほどに暑い。ぼやけた外の輪郭と、ゆるみきった空気。仕事に向かっていることすら、よくわからなくなってくる。

長い直線の真ん中で、サイドウインドーを少し落としてみる。とたんに引き締まった風が吹き込み流れて、右の耳が冷たくなった。一足飛びに春に向かうのは・・・やっぱり、この小さなクルマの中だけだった。
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7/23(日):MOTO-X981
7/30(日):MXV!?

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