名胡桃の咆哮

2017-05-06

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湯沢、苗場とつないで、「雪国」のトンネルを逆さまに出ていった。野沢温泉から引き連れた雨雲はようやく切れて、アスファルトにも薄日の影が映る。桜木の花びらが風に舞い、花桃の濃い彩りが車窓を流れていく。

南へ国道をたどるほどに、薄雲は晴れて陽射しがまっすぐ注ぎ、ガラス越しの頬に熱がこもり赤くなる。赤谷の湖上には鯉が並び泳ぎ、ますますヒカリは眩く辺りの新緑を包み込む。

夜陰に走ったことのない月夜野に近づきながら、道はステップダウンしていき、名胡桃城趾からは一気に利根川の河畔まで坂を駆け落ちる。その対向車線を大型バイクが一台、勾配をものともしない力強さをエグゾーストに乗せ、あっさり走り去っていった。

消えゆく4気筒の咆哮、小さくなる背中の向こうに赤い六連銭の軍旗がはためいていた。
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キャブの換装が完了、なかなかいい感じ!次はサスのOHだなぁ...(笑)。

<これからの予定>
7/30(日):MXV!?

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