弐千の誘い

2017-05-10

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恩納村の極上なビーチは目で追うだけで、仕事を終えたカラダを折り畳んだまま、レンタカーに揺られて那覇まで急ぎ帰ってきた。ホテルに戻ってすぐ外に出ると、淡く温い宵闇が国際通りを包み始めていた。そして、すっかり泡盛に酔い、人とネオンで賑わう通りを千鳥にホテルまで歩いていくと、そこからの記憶は、ほとんど残っていなかった。

去年の春の話だ。

次の朝は、あいにくの雨模様。それでもフライトまでは数時間、初めて踏みしめた沖縄の地を、せめて沖縄らしい景色をこの瞳の奥に留めておきたくて、急いでチェックアウト。慣れないモノレールで数駅、空港とは反対方向へ移動して、駅を背に大きな起伏を歩き出した。いくつか坂を上がったところで曇天の向こうに、朱色の造作が降り出した雨に佇んでいた。

今日、自販機の釣り銭に出てきた紙幣を見て、そんな春の日を思い出した。ひさしぶりに手にしたその札には、あの日の壮麗な門構えが丁寧に描かれていた。
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秋の夜長を楽しむ前に、秋の長雨の時季になってしまった...。

<これからの予定>
10/21(土):MX408!?
10/29(日):MCFAJ!

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