真っ赤な女の子 6(完)

2017-08-12

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ビッグテーブルを跳ぶまでは、たしかに後ろを走っていたはずなのに・・・。

着地して荒れたストレートの先、左から右に切り返してシングルジャンプにかかる、そのたもとでコースを離れていく車影。ひとつ下がって左にタイトターンを決めると、CRF250Rがゆるやかに、自分たちの所場へと帰っていくのがわかった。鉄製のランプが反り返る、そこがカノジョの居るべき場所、帰るべきところだった。

もう一回りして、たった一人でビッグテーブルを跳び上がる視界に、シートからカラダを浮かして、真っ赤な肢体が夏の空に伸びる。空に太陽が眩く光る午後、カノジョは遠慮なく、いくつもの放物線を高い青空に描いた。「ビッグ」と呼ぶのがためらわれるテーブルトップを背に加速するRMから、ランディングをすべり降りるカノジョに視線を流す。ゴーグルレンズの奥、瞳に真っ赤なジャージとパンツが、まぶしく映った。
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ただいまモトクロスに熱中!

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秋の・・・で片付けるには、あまりに長い雨の日々。このままではひと月走らないことに...。

<これからの予定>
10/28(土):MOTO-X981

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