エンスト、水浴び、前回り 3

2017-02-16

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<2/13の続き>
アウトに弾かれ、転げ落ちたYZ250Fを、三人掛かりで引っ張り上げている。その姿をゴーグルレンズに映しながら、するりと抜けていくはずだった・・・。

<つづく>

春、近し

2017-02-15

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月影残る西の空にも、すっきりとした青が広がり、朝が凛と目覚める。霜柱の立つ畦道。まだ冷たい風をはらんだ枯れ草から、ヒバリがせわしく跳び上がった。見上げる青の中、その声に生まれたばかりの陽が眩しい。

この風も少しずつ向きを変えていって、明日は南風になるという。思わず跳びだしたヒバリには、それがわかるらしい。まだひんやりと鼻腔を触る風に杉の子を感じて、ちょっとむず痒くなった。春は、近い。

聖なる日に

2017-02-14

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冬は宵闇。

星明かりさえ眩いこの季節、街にも灯りがよく映える。そして、モノトーンに浮かぶネオンに今宵、恋人たちが愛を誓う。バレンタイン司教を偲ぶ記念日は、義理であっても本命でも、いつの時代も世の男どもを惑わせることをやめない。もはや義理と変わらぬチョコを頬張りながら、液晶の向こうに、バブル華やかなりしころを思い出す。たしかに甘くて、いい時代だった。

エンスト、水浴び、前回り 2

2017-02-13

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理由は簡単。そのワダチに分け入ったのは、それが初めてだったから。そして、さっきまで走っていたラインにフルサイズマシンが2台、横に寝かされていたから。

右に折れてコースをショートカットするカーブのイン側、深く刻まれたワダチは、内側のくぼみギリギリを走っている。苦手を通り越して、嫌いな一筋は、黒土をえぐるようにして真っ黒な軌跡を描きながら、ステップアップの斜面へと延びている。朝から削られていたラインは、そこを走る若い腕利きのおかげで入り込む気持ちにならないくらいに細く、深く掘られてしまっていた。

そのすぐ左に、まだ底の見えるワダチが平行している。そこばかりを繰り返していたのに、それを塞がれてしまっては・・・好きだ嫌いだを言っていられるわけもない。リヤブレーキを引きずりながら一つ息を吐いて、RMのフロントタイヤをワダチに沿わせていく。ただちょっとだけ、減速が過ぎていた。

<つづく>

エンスト、水浴び、前回り

2017-02-12

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マシンから崩れ落ちた半身、右へ逆さまに、横倒しになった肩口から黒土の斜面をそのまま滑り、折り曲げた右のつま先が静かに泥水に浸かっていく。SIDIのブーツの隙間から冷水がゆっくり流れ込んできて、寝ころび仰ぐ空の青にRMの黄色が映り込む。後を追うように迫るハンドルバーに手をかけ、泥の水の中、右のヒザを土に着けて立ち上がる。

<つづく>

プロフィール

ナノハナ274

Author:ナノハナ274
ただいまモトクロスに熱中!

最近のTEAMナノハナ

フルコースでも、ワダチに入れなくちゃあ楽しさ半減。ジャンプもいいけど・・・ワダチも練習せねば!
あとは木曜日の雨次第かなぁ。
<これからの予定>
2/25(土):MOTO-X981

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